
ABOUT RAKUGO

落語について
落語は、物語に登場する何人もの人物を、ひとりの演者が会話で演じ分け、「そういうことあるよね」と笑わせ、泣かせ、考えさせ、お客さんを楽しませる芸能です。着物を着て座布団に座り、扇子と手ぬぐいだけを小道具に使うのは、落語という芸能の形がまとまった江戸時代の日常の姿。あらたまって人前に出るときには、エチケットとして扇子と手ぬぐいは必携品だったので、それを使ってさまざまなものに見立てて演じ、最後に「オチ」をつけて締めくくります。見た目は江戸時代の姿で、伝統芸能のひとつとされていますが、話す内容や物語は、古典といわれる古くから伝わる話、創作・新作と呼ばれる現代を舞台にした話、時代は古くても新たに作られた話もあり、代々師弟関係で結ばれた東西約850人の落語家によって受け継がれています。
HISTORY OF RAKUGO
落語の歴史
落語の歴史にはさまざまな見方があります。400年以上前にさかのぼれる「作品(ネタ)」、約300年前に大阪・京都・江戸で登場した「演者(落語家)」、入場料をとって演じる「場(寄席)」ができて現在に近い形式が定まった約200年前などです。
連綿とこの歴史を受け継いできた落語家は東西を合わせて現在約850名、ネタの数は数えきれません。
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しかし、いくら古さを誇ったところで、理解されずに残っているだけでは寂しい限りですし、人数の多さだけで誇れるものではありません。時代を彩る表現者によって、大衆に受け入れられてこその伝統芸だと思います。
笑っているうちにふと人生や人情を想ったり、さらには人間の業や本音本質が感じられるのが、長い歴史に育まれてきた落語の素晴らしさではないでしょうか。
HOW TO WATCH RAKUGO
どうやって落語を見る
寄席小屋にいく、DVDで鑑賞、ラジオ・テレビで鑑賞など
(DVD)
「桂三枝の笑宇宙 DVD-BOX」販売元 : よしもとアール・アンド・シー
「文枝寄席~桂文枝 創作落語セレクション~」販売元:よしもとミュージックエンタテインメント
「落語研究会 上方落語四天王」販売元 : Sony Music Direct(Japan)Inc.(SME)(D)
(テレビ)
「日本の話芸」(NHK Eテレ)(日)14:00~14:30
「とっておき!朝から笑タイム」(関西地域:NHK総合)(土)5:10~5:40
「らくごのお時間」(MBSテレビ)第4日曜日5:00 - 5:30
(ラジオ)
「NEXT名人寄席」(NHKラジオ第1) 毎月最終土曜 13:05~13:55
「日曜落語~なみはや亭~」(ABCラジオ)(日)9:00~9:45

WHERE TO SEE RAKUGO
どこで落語を見る
定席寄席)
「天満天神繁昌亭」
〒530-0041 大阪府大阪市北区天神橋2-1-34
TEL: 06-6352-4874
「神戸新開地・喜楽館」
〒652-0811 兵庫県神戸市兵庫区新開地2丁目4-13
TEL:078-335-7088
「上野 鈴本演芸場」
〒110-0005 東京都台東区上野2-7-12
TEL:03-3834-5906
「浅草演芸ホール」
〒111-0032 東京都台東区浅草1-43-12
(六区ブロードウエイ 商店街中央)
TEL:03-3841-6545
「池袋演芸場」
〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-23-1 エルクルーセ
TEL:03-3971-4545
「国立演芸場」
〒102-8656 東京都千代田区隼町4-1
TEL:03-3265-7411(代表)

